大峯山陀羅尼助丸とは

大峯山陀羅尼助丸とは

大峯山陀羅尼助丸(だらにすけがん)とは

それは、ここ大峯山の麓、洞川に、太古の時代から受け継がれてきた胃腸の妙薬です。

天武天皇の頃、各地に疫病が流行しました。
天皇の指示で様々な対策が試みられましたが、一向に衰える気配がありません。
そこで、当時、修験道の開祖として崇められた役行者が、大峯の山中に自生していた「黄はだ」という木の皮を水で煎じて薬をつくり、人々に与えました。すると、たちまち疫病は治まり、その薬によって多くの人命が救われました。

その薬こそ「大峯山陀羅尼助丸」であり、その後、役行者が洞川の村人にこの薬の製法を伝授し、江戸時代には、和漢胃腸薬の妙薬として民衆の中に広まっていったとされています。
人形浄瑠璃の名作の一つ「義経千本桜」にも、その時代すでに「大峯山陀羅尼助丸」を売る商人がいたことを如実に物語っています。

陀羅尼経のように有り難い薬効があることから命名された「大峯山陀羅尼助丸」。

先人たちが受け継いできたこの仙薬を今、多くのリピーターの声に支えられて、私たちは未来へと伝えていくべき使命に駆られています。

こんな時に大峯山陀羅尼助丸。

  • 下痢・軟便・便秘
  • 食欲不振・食欲減退
  • 胃もたれ・胸焼け
  • 二日酔い・悪酔い
  • 食べ過ぎ・飲み過ぎ
  • 胃弱体質・整腸

大峯山陀羅尼助丸(だらにすけがん)の由来・特徴

修験道の開祖である役(えん)の行者尊が、葛城山で修行をした後、吉野に入り大峰山を開山した白鳳年間にオウバク(黄柏)のエキスを、陀羅尼経(だらにきょう)を唱えながら煮詰め、これを「陀羅尼助(だらにすけ)」と名づけて施薬を行ったのが、薬の始まりとされています。

大峯山陀羅尼助丸は、大和国大峯山(1720m)の麓、洞川(どろがわ)で製造されています。
主な原料は、オオバク(黄柏)と呼ばれるキハダの樹皮です。このオオバクから大峯の寒水を用いて抽出した水製エキスとゲンノショウコ、ガジュツなどの整腸薬や芳香性健胃薬を配合し、現代人に適応した形に成丸し、乾燥させたものです。

オウバクは、ベルベリン(C20H19NO5) 、パルマチン(C21H23NO5) など、数種のアルカロイドを含み、苦味質であるオバクノン(C26H30O7) や多量の粘液を含有しています。本品は生薬成分ばかりであり、「口に苦し」の例え通り、あえてその苦味を被覆・矯味することなく、本来の姿を保っております。

大峯山陀羅尼助丸は、胃の運動を促進し、唾液や胃液の分泌を促し、苦味健胃薬作用と整腸作用を合わせ持つ和漢胃腸薬です。

※大峯山陀羅尼助丸は医薬品です。

江戸期からの大峯山陀羅尼助丸 「文楽・落語の中の陀羅尼助丸」

文楽人形浄瑠璃の中で、「義経千本桜」には、陀羅助という言葉が、また役行者大峯桜には、「陀羅助」という人形が、陀羅助売りの口上を言いながら登場する場面があります。

浄瑠璃の中でも『義経千本桜』は、最も有名であり、源義経が静御前をつれて吉野に逃げてき た悲しい物語です。その中の挿話に、若君が腹痛を起こした際、陀羅尼助を買いに行く場面が描かれていますが、これは、延享年間に既に陀羅尼助を売る商人がいた事実を証明しているものとされています。

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